今回プレイしたのが「The Monstrous Horror Show」という同人作品です。
サクッとプレイするつもりが、合計で十三時間くらいかかったので、結構なボリューム。

同人作品にしては長めで、粗削りな部分もあるんですが、それ以上に作者の熱量が感じられる作品でした。
以下、細かい感想です。
「The Monstrous Horror Show」のレビュー・感想
あらすじ
廃病院に集う4人の主人公。 彼女たちは無事に脱出し、平穏な日常を取り戻せるのか――……。
引用元:Fanza
シナリオ


ジャンルは一応ホラーになるんでしょうか。ですが、そこまで怖くはないです。
多分、頭か尻にコメディがつくタイプのホラーですね。
ただ、恐くないからといってグロ描写がないわけではなく、頭が取れたりする人物もいるので、免疫がない人には辛いかもしれません。
とにかく、キャラが濃い。奇人変人ばかりで、理解しがたい部分もあるんですが、なにが繰り広げられるのか全然予想できないので面白くはありました。

シナリオは四人のそれぞれの目線から事件に巻き込まれていく感じなんですが、同時系列というわけではないのでそこは注意です。やる順番によっては結構「これどうなるんだ?」と謎に思う部分が違ってくるのは面白いですね。
私は上から順番にプレイしました。多分、これが推奨攻略順だと思います。
結構熱血な展開が多いです。まあ、全員なにかしら抱えていてかつ、大変な目にあってますからね。変人たちが変人なりに協力して脱出しようとする感じはとても好きです。
ラストバトルもよくある形式のバトルではあったんですが、やはり熱いですね。
ただ、それでもやはり……ギャグが勝る作品だなという印象ですね。
ラスボスの最後の状態だとか、ラスボスのラストバトルでの告白だとか……最初から最後までポップな感じで終わらせたのはよかったですね。
人によっては寒いノリに感じられて萎えてしまいそうではあるので、体験版で肌に馴染むか確認しておくのが吉だと思います。
とにかく、作者の矜持というか熱が垣間見えるシナリオだと思いましたね。
ゲーム性

内容は戦闘ありの探索型RPGといった感じです。
ですが、それらは味を調える感じで、本命はやはりシナリオ部分にあると思います。
探索に関しては横スクロールなのに奥行きがあるせいか、少しわかりづらさはあります。
あと、追いかけてくる相手が結構速くて、個人的には難しめでしたね。
ですが、失敗した後に難易度の調整ができるようになるのは親切な設計。エロシーンや、ラストシナリオで選択部分までスキップできたりなど、快適にできるように整っているのはよかったですね。
イラスト
絵はちょっと癖がある感じで、個人的には刺さりはしなかったですね。
ですが、CGの中でも時折「お? いいじゃん」となるものはいくつかありました。
多分、構図だとかが好みだったんでしょうかね。
エロCGの数はかなりあるので、飽きはしなかったですね。
まとめ
ボリュームたっぷりの良作だと思いました。
最初は結構気乗りせずに「せっかく買ったんだしな~」と義務的にプレイしていたんですが、段々と面白くなって気がつけば寝なくちゃいけないのに最後までやり切ってしまいました。
それだけの面白さのある作品だと思いましたね。
- ライトでコメディなホラーをやりたい人。
- せっかくならボリュームのある作品をやりたい人。
- シナリオに力を入れたゲームがやりたい人。
にオススメな作品だと思いました。
とても満足のゆく同人作品でしたね。