今回プレイしたのはいろとりどりのセカイというゲームです。
私が美少女ゲームを始めるきっかけとなったゲームです。
私のプロフィールにも記載していますが、中学生くらいのときにプレイして二階堂真紅というキャラに惚れました。

なのでプレイ自体はしたことがあるのですが、あれから何年も経っていて忘れてしまった部分もありますし、なによりR18版はプレイしたことなかったのです。
数年越しにグヘヘなシーンが見れるぜ……
なので、一回プレイ済みでも今回は新鮮な気持ちで遊ぶことができましたね。
それでは下記に感想です。
※余談……私は通常のいろとりどりのセカイを購入しましたが、実は「いろとりどりのセカイHD Re:GENERATION」に3作全部入っています(買ってから気づいた)。
皆様はそちらを買いましょう(^ཀ^)
【レビュー】「いろとりどりのセカイ」- FAVORITE【感想】
なるべくネタバレなしで感想を書いてきます。
あらすじ
――主人公、鹿野上悠馬(かのうえゆうま)は魔法使い。
≪自らの生きた時間(思い出)を代償に、他者のいかなる負傷をも治療してしまえる力≫を持っている。
舞台は最果ての港町、風津ヶ浜(かざつがはま)に建つ少し不思議な学生寮、嵐山(あらしやま)荘。
その地下室は繋がりを持っていた。
色鮮やかな異セカイとの繋がりを――少年はそんな些細(ささやか)な不思議に包まれながらも、当たり前の日々をまるで夢見るように緩やかに、過ごしていた。
「不思議な力を与えてくれる魔法使いの少女。彼女と共に夢の在り処と失ってしまったものの行方を探り」。
「ちょっとだけ素直じゃない幼馴染に、出不精な生活を世話されて」。
「学生寮の二階に住むグウタラなお姉さんと、不思議な世界を旅して回る……」。そんな変わり栄えのしない時間を過ごしていた、ある日のこと。
満月が丸々とオレンジ色に煌く、夜のこと。
……空からひとりの少女が降ってきた。「お願いします、魔法使いさん。どうか私を助けてください」
――そうして動き出す、ぼくらの時間。
吹き抜ける海風が頬を撫で……空からまっしろな羽根が降ってくる。
手と手を繋いで見上げた空に、ぼくらはまた恋することを、誓った──
共通ルート

思い出したこのフワフワとした感じ。
なんというか読んでいて目的がはっきりとしないというか、一体何が起きているのか分かりにくいこの感じが懐かしい。
いきなり戦闘が始まったときは作品が変わったのかと思ったよね。
結構長めの共通ルートですが、正直な所大分つまらない。
真紅の可愛さのおかげで耐え続けられたけれど。
もう少し逃がし屋の活動を中心とした話の展開ならわかりやすかったのにな〜
個別ルート
つかさ√

元気いっぱいで純粋な後輩ヒロイン。
見ていて危ないというか、このまま放っておいたら騙されて絞りつくされそうな感じがあり、保護欲がわくかイライラが勝るかによって好き嫌いがはっきりするタイプな気がします。
私はどちらかという後者が強かったんですが、それが緩和されるような平和なルートだと思いましたね。ほのぼのします。
ちょっと都合が良すぎるかもしれませんが、こういう暖かい世界が存在してもいいと思うのです。
ただかなり短いな〜。もう少し二人が近づいていく過程を読みたかったですね。
鏡√

マイペースな不思議系ロリ巨乳ヒロイン。
付き合ってからもあまり変わらない調子なのが良かったですね。前よりも甘えるようにはなったけれども。
こういう系統のヒロインは刺さらない性質なのであまり好きではなかったのですが、ルートに入ってみると意外と可愛かったですね。そういった意味では短いながらにその魅力を出せていたのかなと。
内容は今までなにもできなかった鏡の成長物語といった感じ。式を使うCGは暗色を中心としながらも何処か明るさも感じられるような感じで好き。
シナリオはあまり印象に残らなかったかな……鏡が膝の上に座ってきて、真紅が「そこは私の席なのに」と拗ねる姿が可愛かったくらい。
不思議系のおっとりヒロインが好きな人には刺さりそうですが、やはりもうちょっと量が欲しかった。
澪√

王道な黒髪ロング貧乳幼馴染系ヒロイン。
貧乳と謳いながら立ち絵は谷間が見えて普通に大きく見えるのですがこれは盛っているな?
髪飾りフェチとしてはこういうカチューシャの装飾好きです。可愛い。
前二人と比べて明らかにシナリオが多くなっています。これくらいはあるといいよね。
この話だけ出てくる新キャラもとい敵キャラはまあ、使い捨て感が強いというか好きになれないタイプではありますね。最後の決着のつけ方は王道ながら少し燃えました。
最後は完全なハッピーエンドという感じではなかったですけど、前向きな終わり方でよかったのかなと。
加奈√

思いのほか涙腺にくるじゃん。
人気投票を見るとあまり人気がなさそうなヒロインですが、個人的にはこうした元気いっぱいキャラは好きよ(というか蓮が二位とは……層がわかるね)。
内容は前半と後半にわかれていて、前半は白と蓮の話、後半は加奈とあゆむの過去とその解決といった具合。
サブキャラクターが生き生きとしていて、どのエピソードも物悲しいものばかりでした。
あゆむというキャラが謎でしたが、秘められた思いには少し心を揺さぶられましたね。
伏線とは違うかもしれませんが、思わぬところに繋がりがあったりしてクオリティの高いルートだと思いましたね……まあ、次のルートでひっくりかえされるのですが。
二階堂真紅√

思っていた以上に壮大な話だったよね。そうだったそうだった。
主人公の正体や世界の秘密が明らかになるルート。
エロゲーではループ物がそれなりの数あって、「結局エンド一つだけみたいなものじゃん」となることが多いですが、この話もそのタイプ。
でも、こっちは完全に今までの話がなかったというかそもそも作っているというか……その辺りは人を選びそうだよね。
ただ、そのおかげでより一層真紅というヒロインの存在が際立つわけですが。
殆どの事象の原因が主人公にあったわけですが、だからといって全ての責任を彼に押しつけられるかと言うと、情状酌量できる部分はあるんですよね。許されないことではありますが。
神様的な存在をやるには幼すぎるし、そもそも一人だけにやらせるなという話だし、というか押しつけるんじゃないよこんな大変なこと。
しかし、徹頭徹尾真紅は可哀そうな目にあっていますな。
どんどん周りの人は連れ去られるわ、主人公以外には認識されない存在になって消えるわ、主人公に一度は振られるわ……彼女の思いを考えると涙が出てくるよね。
報われない部分は多いですが、最後は一応幸せなのかなと思います。
色々と「本当にこれでいいのか?」となる終わり方ではありますけどね。
ただ、彼女の献身性や優しさ、そしてその可愛さが良かったです。お姉さんでありながら子供っぽさも垣間見えるのがいいんですよね~。
あと、妹ちゃん可愛いもっと出番増やせ。
あと、エロシーン一つしかねえじゃねえか。
イラスト
イラストは最高の一言です。
色合いだけ見るとかなり派手なキャラが多いのに、何故か落ち着きがあるんですよね。
どのキャラも可愛いですし……特に笑顔や泣き顔が印象的です。
あとはやはり背景が美しい。ずっと眺めていられますね~。
音楽
OPのアレセイアは本当に名曲。
BGMはどれもいいんですが、若干チープさがあるのがな……HD版の方はなにか変わっているのでしょうか。
EDの「君に逢えたから」も素晴らしい楽曲です。
まとめ
評価:80点
記憶にあった通り真紅ゲーでした。
本当は70点かそれより下にしたいくらいなのですが、彼女の可愛さやイラストの良さに免じて80点です。
他のルートも一応いいところはあるんですけどね~、真紅の印象が強すぎるかな。
いろヒカの方が凄く良かった記憶があるので、いろヒカもプレイしたいですね。