9nine感想記事↓
1.9-nine- ここのかここのつここのいろ
2.9-nine- そらいろそらうたそらのおと
3.9-nine- はるいろはるこいはるのかぜ←この記事
というわけで三本目です。
やっと物語が大きく動き出し、話の全貌が明らかになりそうな感じがして、そらいろが終わってすぐに始めてしまいました。
本作のヒロインは本作で一番巨乳の香坂春風さんです。

二作通してやってみましたが、キャラは結構薄めな印象……それが本作でどう化けるかが楽しみですね。
それでは下記に感想です。
「9-nine- はるいろはるこいはるのかぜ-」の感想・レビュー
あらすじ
白巳津川市。
学園都市であること以外になんの特色もない街。
進級してまだ間もない主人公の周りに変化が訪れる。
大地震により、白蛇九十九神社に祀られていた神器が破損し、
並行世界から所有者に特殊能力を授ける装飾品「アーティファクト」が流入した。
その人知を超えた力を悪用した人体石化事件が発生したのだった。石化事件の犯人が、「魔眼のアーティファクト」の所持者と知った
主人公「新海翔」は、クラスメイトの「九條都」、妹の「新海天」と共に
石化事件の調査と解決に動き始める。調査の途中で、「リグ・ヴェーダ」と名乗る
アーティファクトユーザーの組織と対立をしてしまう。
そして「リグ・ヴェーダ」のメンバーに、毎朝見かける学園の先輩「香坂春風」の姿が――。魔眼のユーザーの正体。ソフィーティアの謎。
異能に目覚めた少年少女たちの物語はついに佳境に――。
キャラ感想

白泉学園3年生。本作の攻略ヒロイン。
気が小さくて大人しい人格と、大胆不敵な女王の様な人格、2つの面を持っている翔の先輩。
幼い頃、男子にからかわれた経験があり、それが原因で男子と話をしていると女王の人格に頼ってしまう。
学園では常に一人だが、クラスメイトに嫌われている訳ではなく、言葉数が少ない「変な子」として認識されている。
実はかなりのオタク趣味。少女漫画から青年漫画まで幅広く網羅していて、翔が持っている漫画は全部持っている。
アーティファクトの能力は、まだ分かっておらず、翔たちは「魅了」の能力だと推測してる。
冒頭に「キャラが薄い印象」と書きましたが、そ ん な こ と は な か っ た 。
四人いるヒロインの中でもかなりはっちゃけていましたね。
もう一つのアダルトな人格を食ってしまうくらいには印象的な言動やシーンがたくさんありました。
最終的には普通に好きなヒロインになりましたね。
個人的に良かった所まとめ↓
1.二面性がいい
普段はおどおどしていますが、女王様的な性格の人格がある、所謂二重人格のキャラです。
ただ、その人格は春風が逃避した際に代わりに出てくる都合のいい存在といった感じで、害があるわけではありませんし、別人格の存在が彼女の成長にも繋がってきます。
セクシーで巨乳な気弱な先輩が、突然アダルティな雰囲気を醸し出して主人公を弄んでくるんですよ? 最高じゃん。
それで元の人格に戻った時に恥ずかしそうにするそのギャップがキュート。
2.自分の体も使う大胆さがいい
オタクなせいか、エロゲ的なことにもお詳しいというか理解がある感じ。
だからなのか、こともなげに主人公がおっぱいを見ていることに対して「自分の武器は全部使うつもりだったから好都合(確かこんな感じ)」なんてのたまうのだ!
都合が良すぎる、現実にいるわけがない、こいつエロゲヒロインじゃないか……エロゲヒロインだったわ、現実にいなかったわ。
3.滅茶苦茶エッチ

エッチなことには興味津々で、自分から主人公のことを求めてくるのがやっぱりいいよね。
私は弱い人間なので助かる()
春風は本作のヒロインの中でも敏感な感じに描写されている印象です。
それでもって百戦錬磨な感じの女王様人格の方も体は同じなので、言動はそれっぽいんだけど、濡れ場では主人公に翻弄されているような感じになるのもいいよね。
やっぱり二面性やギャップは可愛さのスパイスなのだ……
あと、アニメーションも相まって揺れるおっぱいの迫力が凄い。
シナリオ感想
一言で言うと、「やっぱり異能物は熱い戦闘が最高だよね!」といった感じ。
前作、前々作とはまた違った展開です。
主人公が敵組織であるリグ・ヴェーダに潜入する展開ですね。
それによって今まで以上に深い所に踏み込んでいくわけなんですが、その先に待っていたのは残酷な現実です。

仲の良かった友人がとんでもないサイコパス野郎だとわかってしまうのはやはり辛いですね。
しかも相手があまりにも強くて、全く歯が立ちません。
前作の最後で殺したと思われていたゴーストも人間じゃなかったし……つくづく前作のエンドを否定する感じの運びですね~。
心が折れかけた主人公を優しく支える春風は滅茶苦茶ヒロインしてましたね。
気弱な性格故、「余計なお世話なんじゃないか」と苦悩した部分もあると思うのですが、グッジョブな行動でした。
そして、今まであまり関わってこなかった沙月がイーリスとして話に絡んできます。

正直な所、この時点では黒幕がイーリスなのかソフィなのかが全然判断できませんでした。
なんとなくイーリスが怪しいとは思っていたのですが、実際にはその通り。とんでもない悪党でしたね。
……というかそれよりも与一が噛ませ犬過ぎんか?
普通に毒を飲んで死んだしさ? びっくりしたわ、そのまま死ぬのかよっていう。
もうちょっと強キャラでいてくれよ。
と、この辺りで今まで不鮮明だった主人公の力もわかってきます。
色々と設定が複雑なのであまり適切ではありませんが、「無限コンティニュー」みたいな感じの能力ですよね。世界線だとか、枝の剪定だとか色々あるからそんな単純なものではないけど。
再開後のイーリスとの戦闘で何度殺されても立ち上がる姿は主人公そのもの。絶対嫌だよあんなの、痛いもん(>_<)。主人公の覚悟が伝わってきますよね。
あとはやはり春風の成長がいい。

結城希亜に発破をかけられ、うじうじして別人格に頼っていた自分からの脱却を果たす覚醒シーンはやはり本作最大の見どころだと思います。
しかも、前作で天は暴走してしまったのに、春風は使いこなしてしまうのだから強い。
彼女の覚醒なくしては勝利をおさめることはできなかったでしょう。
全員で協力してイーリスを倒す展開はまさに王道。
ゴースト等の敵だった相手が仲間になる展開もやはり熱いよね。
異能物らしいバトルで読んでいて楽しかったです。
バトル後は春風とのプリクラデートの微笑ましいシーンや、激マズカレーを通した天との絡み(相談するシーン本当にすこ)など、キャラも大切にした可愛い描写が多くて良かったですね。
しかし、最後の最後で影を落とすのが本作。しかし、それでもこの成長した二人なら乗り越えられて行けるといった感じの爽やかなエンドでよかったですね(ドレスが凄く似合ってたよ……)。
そして最後に語られたタイトルである9nineの意味は予想通りでしたね。「だよね~」といった感じ。
イラスト・音楽
絵は変わらず高クオリティ。
立ち絵のバリエーションもより増えて、さらに可愛くなっています。
OPはそれなりに数ある9nineの楽曲の中で一番好きな楽曲ですね。
まとめ
評価:82点
前作をさらに超えた面白さでした。
現状、どんどん面白くなってきていますが、四作目のゆきいろは一体どうなってしまうのか……ワクワクが止まりませんね。
それではまた何処かで。
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